そば屋で「庵」のつく屋号が多いのはなぜか? (北松戸 そば・うどん 手打ちそば長幸)
そば屋で「庵」のつく屋号が多いのはなぜか?
江戸時代中期頃、江戸浅草芝崎町に浄土宗の一心山極楽寺称往院という念仏道場があり、その院内に道光院という支院があった。
この道光院の庵主は信州の生まれだったので、そばが好きだっただけでなく、そば打ちも大変上手だった。
檀家の人々に自ら打ったそばを出して喜ばれていた。そばは浅い椀に盛った真っ白い御膳そばで、寺方なので、魚類のだしは使わない精進汁に辛み大根の絞り汁を添えて出した。
町の二八そばしか知らなかった檀家の人々はそのうまさに驚き感心し、このそばを目当てにさかんに押しかけるようになる。
檀家以外の人々も信心にかこつけて食べに来るようになった。
このそば切り寺の道光庵の名声にあやかろうと、当時のそば屋の間で庵をつけるようになった。(そば・うどん百味百題より)
最近の傾向で「庵」をつけてオープンするそば屋は、減ってきていると思います。暖簾分けのお店だけだろうな~。
昔と違って価値観が変わったように感じます。昔は、繁盛した店にあやかってつけていますが、今は個人の時代になったので独自の屋号をつけるようになっていますね。
英語、ローマ字でそば屋と感じさせない屋号をつける店もあるぐらいですからね。名前を見ただけでそば屋か分からないこともあります。
屋号からも伝統を受け継ぐもの、新進気鋭のものがあって良いことだと思います。これから、そば屋もどんな風に発展していくのか楽しみですね。
因みにうちの屋号は、長部の長と好きな武将の真田幸村の幸を取ってつけました。なので読み方は、「ながゆき」になります。
それでも「ちょうこう」と呼ばれることが多いですね。初めから読める人は少ないです。
アクセス 手打ちそば長幸
北松戸駅(上野から25分)から徒歩5分 駐車場あり
TEL 047-364-7000
千葉県松戸市上本郷301-30
営業時間 AM11:00~PM9:30
定休日 毎週木曜日(祝日は営業致します。)
12月31日は夜12時まで営業しております。
コメント欄に皆さんで「おはようございます」「こんにちは」などの挨拶をし合いましょう。
また料理の質問を書いてそれに対して答える伝言板みたいに使ってみてください。