茹で時間の早いうどんを作る方法(北松戸 そば)
茹で時間の早いうどんを作る方法
1、加水量・・・粉をこねる時の加水量が多いほど、茹で上がりは早い。加水量が1%増すごとに、茹で時間は0.5分間短くなるともいわれる。
2、グルテン量・・・小麦粉自体のグルテン量によっても、茹で時間は変わってくる。
グルテン量が多ければそれだけ網状の組織が密に構成されるため硬直も激しく、湯の浸透が妨げられて茹で上がりが遅くなる。
3、塩分濃度・・・小麦粉をこねる時の加塩量が多いほど、茹で時間は短くなる。
4、麺の太さ・・・湯は、うどんの表面から中心に向かって徐々に浸透していくから、この距離が長いほど時間がかかる。
一定の水分状態になるまでの茹で時間は、麺の断面積(太さの二乗)に比例する、といわれる。
5、圧縮の度合い・・・機械製麺はロールの強い圧力で延ばすため、手打ちに比べて麺の組織が緻密になっている。そのため、湯が浸透しにくい。(そば・うどん百味百題)
うどんは、基本的にそばより茹でる時間が長いです。違う時もあります。
それを短縮できるのは良いことだと思います。もちろん、味や食感が変わらないと良いですね。
例があると分かりやすいので手打ちそば長幸で、うどんの茹で時間を短縮できるか考えてみます。
1、は手打ちで打っているので加水量を増すことはできないので無理です。(機械打ちに比べて手打ちは10~20%多く加水量が多いです。)
2、これは、薄力粉、中力粉、強力粉という分類になります。今は、中力粉を使っているので薄力粉にすればいいのですが現実的にうどんが切れやすい、食感の変化などの問題がでてきます。
3、塩分濃度は、増やす事はできない位の塩分濃度の高い水を使って打っています。(塩分濃度約10%の水を使用しています。)
5、手打ちのため関係ないです。
そうなると4のうどんの太さを細くして茹で時間を短縮するしかできないです。ただ、今のうどんが好き人がいるので変えることは現実的ではないです。
結論から時間短縮のためだけにうどんを変えることは反対です。
味とお客様の意見で良いうどんを提供していくことが一番だと思います。お客様が提供する時間を早くしてほしい場合に変えることが大切になると思います。
アクセス 手打ちそば長幸
北松戸駅(上野から25分)から徒歩5分 駐車場あり
TEL 047-364-7000
千葉県松戸市上本郷301-30
営業時間 AM11:00~PM9:30
定休日 毎週木曜日(祝日は営業致します。)
12月31日は夜12時まで営業しております。
コメント欄に皆さんで「おはようございます」「こんにちは」などの挨拶をし合いましょう。
また料理の質問を書いてそれに対して答える伝言板みたいに使ってみてください。