春の七草そば粥(販売終了しました。)
このたび、春の七草そば粥を販売を始めますので、お知らせをさせていただきます。
春の七草や餅などを具材とする塩味の粥で、その一年の無病息災を願って1月7日に食べる。正月の料理やお酒で弱った胃を休める為とも言われている。
七草には大変興味深い点があります。青菜の少ない冬から早春にかけて、ビタミンやミネラルの貴重な摂取源となる野草で、胃腸を整え、体を温め、粘膜を強化する効能にも優れています。
また、アブラナ科の野菜は、抗がん作用の高いことで知られていますが、春の七草には「なずな・すずな・すずしろ」という3種類のアブラナ科の植物が入っています。がん予防も期待できる。
母も2022年8月に癌が見つかりました。初めは片方の足が浮腫んできて皮膚科に行き、「これは内臓からきているので内科に行ってください」と言われ近くの内科に行きましたがここでは分からないので総合病院を紹介してくれました。そこでは、「運動不足で足が浮腫んでいるので散歩してください」と言われましたが一向に浮腫みが取れずにもう片方の足も浮腫んできて、再度検査をしたら卵巣腫瘍が発見されました。(卵巣がんは発見が遅くてサイレントキラー言われている、足の浮腫み以外は症状なし、だから怖いです)「腫瘍が大きいので早く手術したほうが良い、コロナには気をつけて下さい。罹ると手術ができない」と言われたので店は休業しました。
卵巣腫瘍と聞いて家族としては心配でした。(命の心配で食欲がなくなり、15キロ痩せました。仕事ができない、治療費でお金の心配もありました)夜にバイトもしています。
入院して手術をしました。幸いにも初期でした。ただ卵巣がんは手術してから抗がん剤治療しないといけない場合があります。3週間1回の1クールを6回繰り返します。副作用は脱毛、倦怠感、便秘、免疫力低下などがありました。
抗がん剤の副作用のつらさ、経済的な負担の多さで治療を断念する人もいます。
正直言って閉店をしようと思っていました。
しかし、担当した医師が店を「再開した方が体に良い」、店に来ていただいた方の電話での「再開を待ってる」声を聞き、10ヶ月の休業を経て、いまだに副作用で足のしびれがあります。
なので昼間だけ営業を再開しました。
今は、3ヶ月に一回の定期検査があり、その時は再発、転移の不安があります。
療養して回復しましたが、母の健康にも一層気を遣っていきたいと思い、考えたメニューです。
開発にあたり、そば屋らしく蕎麦の実を使ったそば粥にしました。蕎麦の実にはビタミンやミネラルなどの他、美容や健康に嬉しいポリフェノールの一種「ルチン」が豊富に含まれています。しかも、グルテンフリーです。
そばの実(栄養も高くグルテンフリーなので使いました)と春の七草と出汁の薄い塩味が楽しめます。春の七草そば粥の価格は、850円 1月5日販売開始