「母さん、早く良くなって」そば(販売終了しました。)
母に2022年8月に癌が見つかりました。初めは片方の足が浮腫んできて皮膚科に行き、「これは内臓からきているので内科に行ってください」と言われ近くの内科に行きましたがここでは分からないので総合病院を紹介してくれました。そこでは、「運動不足で足が浮腫んでいるので散歩してください」と言われましたが一向に浮腫みが取れずにもう片方の足も浮腫んできて、再度検査をしたら卵巣腫瘍が発見されました。(卵巣がんは発見が遅くてサイレントキラー言われている、足の浮腫み以外は症状なし、だから怖いです)「腫瘍が大きいので早く手術したほうが良い、コロナには気をつけて下さい。罹ると手術ができない」と言われたので店は休業しました。
卵巣腫瘍と聞いて家族としては心配でした。(命の心配で食欲がなくなり、15キロ痩せました。仕事ができない、治療費でお金の心配もありました)夜にバイトもしています。
入院して手術をしました。幸いにも初期でした。ただ卵巣がんは手術してから抗がん剤治療しないといけない場合があります。3週間1回の1クールを6回繰り返します。副作用は脱毛、倦怠感、便秘、免疫力低下(コロナにかかりやすい)などがありました。
抗がん剤の副作用のつらさ、経済的な負担の多さで治療を断念する人もいます。
正直言って閉店をしようと思っていました。
しかし、担当した医師が店を「再開した方が体に良い」、店に来ていただいた方の電話での「再開を待ってる」声を聞き、10ヶ月の休業を経て、いまだに副作用で足のしびれがあります。
なので昼間だけ営業を再開しました。
今は、3ヶ月に一回の定期検査があり、その時は再発、転移の不安があります。
このメニューは元々は賄いで食べていたものです。(食欲不振と口内炎が副作用があるので食べやすい物で冷たい物にしました。)わかめ、大根おろしがのっているそばです。「母さん、早く良くなって」そばの価格は、950円 2月1日販売開始
売り上げの一部を能登半島地震に寄付します。「自分の母親くらいで持病のある方々が避難所に避難をされている様子を見て、少しでも力になりたいと思った」